頑固おやじの家具

家具へのこだわり

頑固おやじの家具を作っている職人たちは、ほとんどの方が親の代から家具作りを行っている人たちです。今でこそ家具作りの学校、デザイン学校などもありますが、今から30年前以上前には当然そのような環境はありません。いわゆる「技術は盗め」という時代で、職人たちは親の仕事を見ながら家具作りを覚えていきました。

とはいえ、このような職人たちも最初から今のような家具作りを行っていたわけではありません。

高度成長期の日本を表す言葉の一つに「大量生産・大量消費」というものがあります。そのころはとにかく「古いものは捨てて、新しいものを買う、古くなったらまた捨てる」ということが豊かな生活の象徴と考えられていました。

頑固おやじの家具職人たちが仕事を始めたのは、ちょうどそのくらいの時期です。

そのころやっていた仕事は、大手の家具メーカーさんの下請けです。「○月○日までに、これを○○本作って」そういう仕事を来る日も来る日も続けていました。
しかし、内心では「もっと良いもの、本当に満足してもらえる、プライドを持って使える家具を作りたい。それだけの腕だってあると思っている。でも生活のためには・・・」 そんな葛藤が何年も続いたと、多くの職人は言っています。

私達は職人とお客様とをつなぐパイプ役です。職人は基本的に口下手です。作ることはできても、売ることがとにかく苦手なのです。そこを私達がうまく取り持つようにしています。
職人なので頑固です。色々細かいことを言うと「そのお客さん断って」とか「気に入らないなら買わなくていい!」というようなことを言ってきます。(なので私達が間に入らないと色々難しかったりするのです・・・)

そして、「作家」や「芸術家」、あるいは作ったものを「作品」と呼ばれることをとても嫌います。「家具は道具だ。人に使ってもらうことで価値が生まれるんだ。それを、『作品』にして自分の名前を宣伝する手段にするのは、本当の物作りじゃない。家具は人を幸せにするための、心豊かに暮らしてもらうための道具だ。」と言います。
これは真剣に家具作りに向き合っていないと出てこない言葉でもあるのです。

それでも、出来上がった家具を送る時は本当に名残惜しいようです。中には「自分の娘を嫁に出すようだ」という人もいます。「道具」ではあっても、でもそれくらいの気持ちを込めて作る。頑固おやじの家具には職人たちの様々な想いが詰まっているのです。

お客様達が「本当に素晴らしいものを作ってくれてありがとう。職人さんの気持ちが込められているのが伝わってきます。」とか「前に作ってもらったテーブルの兄弟たちが来るのが、今から楽しみです」とおっしゃって下さるのは、職人たちの気持ちを感じとっていらっしゃるからだと思います。

また、時々頑固おやじの家具は「個性的だ」と言われます。でもその裏には、「せっかくお客様に来てもらうのだから、どこにでもあるような家具を置いていては申し訳ない。」というスタッフの強い気持ちがあります。
自分たちが良いと思ったもの、デザインも作り方も「これなら自信を持ってお勧めできる」と納得がいったものをご紹介するようにしています。

スタッフも職人たちも皆様にとって、「オンリーワン」だけではなく、「ナンバーワン」の家具を目指してまいります。

ページトップへ